死神と女神の狭間 第二章  

創作こぼればなし




【創作こぼればなし 第二章11】


 あっ!

 おいねーちゃん。なにワシの服に創作こぼしてくれてんねん。この小説高いねんぞ。弁償してもらわなな。はぁ?クリーニング?ねーちゃん、そんな寝ぼけたこと言うとったらあかんわ。この小説はなあ、『アルパカ』の毛つかっとんねん。アルパカやぞ。なんや、知らんのか。要するに創作なんかこぼされたらもう洗っても取り返しつかへん、いうことや。百万円。百万円もらおかいな。さっさと上のもん呼んで来んと、ワシらこのスペースで好きなだけ暴れんでぇ?

 アルパカ:四千年前から南アメリカのアンデスの高地で飼いならされた、ラクダの仲間。高級毛皮の代名詞。ちなみにこの「こぼれ話」はアルパカの毛1%と作者のヨタ話99%でできています。



 ●失敗談その壱

 素人小説を書いていると、これはミスったと思うことがまま出てくる。たとえば、名前の付け方。

 すでにここまで本編を読まれている方には感じてもらっているかもしれないが、タウラスとダグラス。ややこしい。

 書いている途中で少しでも気を抜くと、両者が逆になっていたりする。レオのセリフで「……あぶなかったあー。おじさんにみられてたら、俺たちどんな目にあうかわからなかったな。ダグラス、大丈夫か」などとしてしまい、幼い子供が鉄剣団団長を呼び捨てにしたあげく心配までした場面をつくってしまったこともあった。

 さらにダグラスとタウラスで混乱したためか「グレアムの兄弟」まで「ダグラスの兄弟」としてしまい、チンピラどもが実は鉄剣団団長の身内だったというわけのわからない設定に一時期なっていた。いまは全て修正したつもりだが、もしかしたらどこかにまだ団員に命令するタウラスや、ダグラスの兄貴分弟分が残っているかもしれない。

 あとは、ソームの設定。いまは女ということになっているが、プロットの段階では男だった。それを、存在感を出すために、文章を書いている段階で女に変更した。ただそうすることで、際立つというよりも浮いた存在になったような気もし、いまだにこれが本当にベストだったのかと回想することがしばしばある。ネクロフィリア(死体愛好家)というのもはじめの設定にはなかった。それだけふらついたキャラだったということだ。

 こうした変更は日常茶飯事で、第一章などはプロットをつくったものの、書きながら内容を大幅に変更したため、あらすじはあって無いようなものだった。だいたい「内容を変更する」=「文章量が増える」ので、このあたりも改めるべきなのかなと思ったりする。第二章も長いし。

 最後に、第二章に滅殺仮面男を出していないことは作者最大のミスだったと思っており、仮面男ファンの皆様には平謝りする次第である。どうもすんまそん。




 
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