死神と女神の狭間 第三章  

創作こぼればなし




【創作こぼればなし 第三章後】


 先輩! ほんとうにこぼれたままでいいんですか?
 高校生活最後の夏でしょう? 僕、このままこぼれたままにしておいたら、ぜったい後悔すると思うんです。先輩だって、一年生のときから三年間、ずっとがんばってきたじゃないですか。こぼしてもこぼしても、先輩はいつも部活に真剣に向き合っていました。僕たちはそんな先輩の姿にはげまされたから、ここまでこれたんです。最後の大会まであと一週間です。先輩も、こぼさずにがんばりましょう!
 じゃあ、先に行ってますから! みんな、部室で待ってますよ!こぼさずに来て下さいね!!
(出典:「こぼれおちた青春 〜帰宅部物語〜 」)




●死女狭の世界情勢

 いまさらながら、「死神と女神の狭間」の世界について、ここでちょっと書いてみることにする。

 本来なら羊皮紙風の世界地図でも描いてみせれば一目瞭然なのだが、僕の創作ノートにある地図があまりにひどくてみせられたものではない詳細かつ美しい地図を描くには多少の時間がかかるため、ここではひとまず文章で表現するのみにとどめたい。

 本文をここまでお読みの方にはなんとなくお分かりいただける通り、以下の三国が現在戦争中である。

 サガン王国:主要産業は鉄鋼業。森林と山地が多い。
 ネイル侯国:四つの州により成り立っている。主要産業は海運・農業。
 グリッグランド:主要産業は農漁業、観光業。ガラス製品が有名。他の種族も棲む。

 位置的には、サガンが西、ネイルが東で隣接している。そして両国の北側にある海峡を挟んだむこう側に島国グリッグランドがある、という感じ。面積ではグリッグランドが最も広く、人口も多い。兵力も多いがサガンとネイルを足したほどではなく、このバランスが微妙な三角関係を生んでいる。

 ウェイン君やリュールさんのいた魔道立国ミコールはサガンの南、山に囲まれた盆地にある。そしてサガン、ネイルから山脈を隔てた南には、グラシュティグ帝国という大国がある(ただしこれは死女狭とは関係なし、の予定)。ちなみに第二章の舞台となった「グレアムの森」は、サガンの南東にある。

 いちおう、より詳細な設定は手元にあるのだが、紹介してもふつうに読むぶんにはあまり意味がないかと思うのでこのへんにしておく。要は、対立する三国+ミコール、とだけ覚えていただければ今後も問題ないだろう。

 なぜ国を三つにしたのかというと、二つの国の単純な対立では、一人の暗殺者を雇うのがどちらか一方に偏ってしまうと考えたからだ。三つあるから、暗殺者はその間でだれからも雇われて暗躍することができるのだ。逆に国が四つもあると今度は国家間の関係が複雑になってくるので、三つにしておいた。

 ……まあ、潜在意識のレベルでは、僕が三国志のファンだということもはたらいていたのかもしれないが。グリッグランドが魏、ネイルが呉、サガンが蜀、海峡が長江、みたいな感じで。……てことはミコールは南蛮か? (わからないひとはごめんなさい)。

 ちなみに死女狭の今後の舞台はグリッグランドにシフトする予定。まだだいぶ先だが。




 
本編前へ もうTOPへ戻る 本編続きへ